遅ればせながら・・・
友人がタッドポールトライクを購入。自分も試乗させてもらう。
トライクは、乗っている人と一緒に走ったことはあって見慣れないものではなかったのだが、自分で乗るのは初めてだった。
リカンベント歴ももう9年になろうというトコロなのだけれど、まったく遅ればせながらという感じである。
そしてそのトライク、乗ってみた感想としては、実にイイ。
何が良いかって、
- 乗車後は足を着かなくても転ばない
- 転ばないどころか、発進時、停止時、上り坂、重い荷物を積んだ時、ライダーがフラフラにくたびれた時などにも一切ふらつくことさえない
- コーナリングに強い
- バックするのが比較的容易
と言ったところ。加えて2輪リカンベントの一般的な長所でもある
- シートにもたれる格好なので乗車ポジション的に楽
- 視界良好
- 空気抵抗が少ないのでスピードが出る
も持ち合わせている。
あと、良いことかどうかは分からないが、
- 横Gを感じる
という特徴もある。
ワタシがトライクの特徴を一言で表現するとしたら、それは「安定感」。なにしろ生涯で1度も自転車に乗ったことのない人が初めて乗り込んでもひとまずは転ぶことが仕組み上ありえない。1度乗り込んでしまえばペダルから足を離す必要がないのは感動的な長所で、一時停止→再発進のプロセスが非常にスムーズ。この長所のおかげでトライクは意外に街中の走行にも向いている。
3輪(フロント2輪)のもたらす安定感のおかげでコーナリングに強く、ブレーキング時の車体の安定も抜群、走行中も左右のフラつきを気にすることなくペダリングに集中できるなどの点は2輪とは規格違いだ。
横幅の広さを考慮に入れて走る道を考えなければいけない点とか、乗車位置がローレーサー並に低いことによる自動車からの視認性など注意しなければいけない点もあるけれど、その魅力は捨てがたい。
もっと普及してほしいな。