金をかけるならココにかけろ-第2位-


タイヤ・リム
タイヤとリムが第2位。
第2位が2つあるなら、この前書いてた第3位は第4位なのでは?と言うツッコミがあるかと思うが、サブナードスポーツではこの2つを同時に変えてしまった。2つ合わせてナンボ、のデータしかないのでこのようになった。悪しからず。

ワタクシのサブナードスポーツでは以下のように変わった。
例:交換前
    →交換後
・タイヤ:一般自転車用の27インチタイヤ 540g(ランクE
      →価格的には中級グレードの700x35Cタイヤ 580g(ランクC
・リム :27インチのアルミ製シングルウォール ピンジョイント 36H 700g (ランクE
      →700Cのアルミ製ダブルウォール ピンジョイント 36H 510g*1ランクC

 この交換のあとに以前走ったことのあるコースと同じコースを走ってみたところ、平均時速で+1.83km/hを記録。もちろんライダーは変わっていないので自転車側の向上であることは間違いないところ。

 リムとタイヤが第2位と言うのはだいぶ迷った。正直なところタイヤも含めたホイールの違いによるインパクトは自転車パーツの中で最大であると思う。それは700x35Cタイヤの自転車と、700x23Cタイヤの自転車を乗り比べれば3秒とかからずに分かる。
 しかし今回は交換前とほぼ同じ太さの35Cタイヤ、交換前とほぼ同じサイズの700Cリムに変えた結果だ。それでも第2位のインパクトなのだから足回りのパーツは重要だ。

 タイヤは見た目上はそんな変わっているようには見えず、重量は交換後の方のタイヤの方が重かったのだが、変えてみると走りは確実に良くなった。踏み込んだ時に自転車が以前より前に出る感じがするようになり、ブレーキをかけて減速した後にブレーキを離すと以前よりも自転車が止まらない。タイヤの剛性が向上し、転がり抵抗が減少しているのだろう。タイヤの構造や材料にコストをかけて作られている分よく走る。

 交換前のアルミ製シングルウォールのリムが1つ700gというのは、ロードバイクの世界で400gのリムを重いと言っている人には腰を抜かしそうな重さだろう。交換後のリムもさしたるスペックではないが、加速性能は向上しているように思える(これはホイールの組み方にもよるので単純比較はできない)。しかしワタシは軽くなったことよりもむしろ乗り心地が格段によくなったことに感動した。シングルウォールの時は荒れた路面だと衝撃がドシンドシン言う感じで伝わってきたものだが、それが非常にマイルドになって、少なくともドシンドシンという感じはしなくなった。

最後に、リムとタイヤ、どちらか片方しか交換できないとしたらどっち?

・・・と問われたら、ちょっと悩むがワタシの答えはタイヤ、かなぁ。

*1:フロントのリムのスペック(ALEXのACE-19)。リアのリムはMAVICのMA3で470g。少し軽い。