自転車パーツ、金をかけるならココにかけろ-第3位-


サドル・ステム・シートピラー
これらがまとめて第3位。
サブナードスポーツではまずここいら辺が要件を満たしていなかったので、真っ先に交換した。
これらが合っていないことにはライダーの力を効率良く推進力に変えることはできない。
要件を満たしていないとはどういう事かというと、

  • サドル:座面後部の広がったママチャリサドルではペダリング時に邪魔なので細身のレーシング向きなやつに即交換
  • ステム:最初についていたステムでは低く長いフォームを維持するハンドル位置が取れない(=空気抵抗増大)ので、即交換
  • シートピラー:長さが絶対的に足りなかったので即交換

 これらはいずれもポジションとフォームに関わるパーツ。これらの品々は1個1個を高級品にすると言うより、自分に合うものが見つかるまでいくつもの品々を取っ換え引っ換えする必要があるということで「金をかけろ」なところだ。

 シートピラーは長ささえ足りていればひとまずOKな品物だが、足りていなかったら真っ先に交換する。本気で走ることがあるのであれば、サドル-ペダル間の位置関係が合っていないとすぐに膝の故障につながる可能性がある。自転車乗りは膝に回復不能な故障を抱えてしまったら取り返しがつかない。

 ワタシは速く走りたいクチなのでステムは低く長くが基本。長さについてはトップチューブ長も関係するので単純に何mmでは決められない。試行錯誤する必要があるのでこれまでに買ったステムは10個以上。今も交換用に数種類の長さのステムをストックしている。
※余談だが、昔ツール・ド・フランスに出場している選手のトップチューブとステムの合計長を知り、自分でも出来る限り真似してみたところ、その第一印象は「スーパーマン」だった。ツール・ド・フランスに出場している選手はみんなそんな格好でロードバイクに乗っている。

 サドルの重要性に関しては、それなりの期間スポーツ自転車に乗ったことのある人なら皆知っていると思うので、今さらワタシが書くこともあまりない。ひとまずママチャリサドルはペダリングに適していないので問題外としても、高い品を買えば自分の尻に合うという保証があるわけでもなく、試行錯誤、トライ&エラーの世界で真剣に悩みだすとその悩みは深い。
 ワタシ自身は人間の尻の形を科学的に分析し、合理的根拠を持ってサドルを設計しているメーカーの品かどうかをせめてもの判断基準としている。ただその中にもハズレはあったので、これも絶対的ではなくて、運の要素も少なからずある。
※またも余談だが、リカンベントのシートはサドルと比べるとライダーの体重を受ける面積が規格違いの大きさなので、ワタシのようにアホなコトをしない限りはこの悩みは発生しない。ことリカンベントのシートに関する悩みなんてものは重いとか軽いとか、クッション材がどうとかいう話が主であって、サドルのそれに比べれば「ぜいたくな悩み」だ。

つづく。
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