自転車パーツ、金をかけるならココにかけろ-プロローグ-

21世紀初頭の自転車パーツについて、主にコスト面から私見で順位付けすると以下のようになる。
▼ランクS 単品販売の超高級品
 →無難でない範囲の高性能を追い求めたパーツたち。価格は非常に高い
▼ランクA 単品販売の高級品
 →無難な範囲で高性能なパーツたち。価格は高い。シマノならDura-AceCampagnoloならRECORD辺り
▼ランクB 単品販売の中級品
 →高級品からコストダウンしたパーツたち。高級品より価格が安い。シマノにおいてDura-Aceより下、CampagnoloにおいてRECORDより下のグレード
▼ランクC 単品販売の低級品
 →高級品からコストダウンしたパーツの中でも特に価格の安いパーツたち
▼ランクD 通常は単品販売されない入門用スポーツ完成車向けのパーツ
 →スポーツ用完成車の価格を下げるために低級品から更に製造コストを下げて作られたパーツたち
▼ランクE 一般車に最初から付いているパーツ
 →とにかく安く自転車を売るために機能を失わないぎりぎりのところまで製造コストを下げて作られたパーツたち
▼ランクF 粗悪な一般車に最初から付いている粗悪なパーツ
 →特に理由もないのに猛烈に安い値段で売られている自転車に付いていたりするパーツたち

 ワタシ自身はランクC以上のパーツなら金をかけたパーツと言って良いと思っている。ワタシの自転車はほぼランクA〜Cの範囲のパーツで構成されている。

 ランクSの超高級品を付けないのは、この手のパーツは高いお金を出して買ったあとも心血を注いでやらないとその性能を発揮しなかったり、取り扱いを誤るとすぐに壊れてリサイクル不能のゴミになったり、超絶に深い自転車センスがないとその価値が分からなかったりするからだ。自転車に関してトレーニングも機材も含め何もかもすべてやり尽くした人が手にするべきものだろう。ワタシは全然そのレベルではない。

 ランクFのパーツが付いている自転車は私は買わない。こう言ったパーツの付いている自転車はパーツだけではなくてフレームも粗悪である可能性が高いからだ。