精進の種


秋のもてぎ(もてぎ7時間エンデューロ)にチームメイトと一緒に参加してきた。実はこのブログは春のもてぎ(サイクルモードエコクラシック)がきっかけで、その直後に始まっている。今回の秋のもてぎはここ半年間の研究と鍛錬の成果を試す場だ。

幸い今回もノートラブル、ノーアクシデントで完走することが出来た。これはチームメイトの抜かりのない準備、運営、走りのお陰でもある。この場を借りて感謝の意を表したい。

 ワタクシ個人の結果としては、最速ラップは前回のサイクルモードエコクラシックから約20秒短縮。平均ラップタイムも約13秒縮んだ。このタイムの短縮は予想以上で劇的だ。もてぎエンデューロのコースは1周7km程度で、その距離で20秒とか13秒とか縮んでいるわけだから、これはある意味別人になったのと同じくらいのインパクトがある。最速ラップで比較すれば、全力で走っている春の自分を200m以上後方に置き去りにしたわけで。

 レース前数日のPowertapのデータを見る限り、自身のパワー向上だけでラップタイム20秒の短縮はあり得ない。Minits Liteとか、カーボンフォークとか、ラテックスチューブとか、カーボンケブラーシートとか、Powertapのデータからフィードバックされた走り方や、使う筋肉を意識したペダリングの修正とか、このブログでも言及してきた工夫やコメントで頂いた知識もろもろを総合してやっとこさ得られた20秒とか13秒だ。

 こういう日々の小さな工夫や改良や努力の積み重ねが結果を生むというのは実に気持ちがよい。もちろん毎度良い結果ばかり得られる訳ではないが、自分は自転車のこう言うところにも惚れちゃってんだな。

 ただまあここから先はまた難しくなる。TSUNAMIフェアリングなしの状態では最終形になってしまい、差を生むほどの軽量化の余地は現状ではほとんど残されていない。バイクを乗り換える、と言う手もあるが、TSUNAMIのポテンシャルを本当に使い尽くした、と思えるまではまだまだTSUNAMIで走りたいところ。

 と言うわけでハード面の改良はフェアリングくらいしか残されていないとなると、後はフォームとかセッティングとかテクニックとかトレーニングとかでなんとかするしかない。

 やってみたい、やってみるべき、と思っているのは、LSD。ワタシの毎周回10秒くらいずつラップタイムが低下する悪癖は明らかにLSDレーニングの不足から来ていると思う。今回などそんな無理なパワーでごり踏みした訳でもないのにやっぱり毎周回タイムは落ちた。LSDでこれをなんとかしたい。※LSDについて詳しくない方は、このページがお薦め。
 そしてもう1つは自身の軽量化。TSUNAMIに軽量化の余地があまりなくなってきたので次は自分だ。少なくとも自分にはまだもう少し軽量化する余地はありそうだし、筋肉ももっと付けられれば付けたい。これは本などで勉強して正しい知識を元にまた改めて取り組んでみようと考えている。

まだまだ精進の種は尽きませんな。