TSUNAMI最終形

先日のことになるが、久しぶりにTSUNAMIに対する大きめのアップデート、カーボンフォークのインストールを行った。すでに試走も終了。

良い機会だったのでヘッドパーツも交換。

ブレーキは(仕方なく)、TEKTROのR725に。

フロントタイヤは少し前からPanaracerのMinits Lite451版を使用中。

カーボンフォークはPERFORMERの純正で、TSUNAMI用にほんの少しだけ流通したもの。実はもう2年近く前に手に入れていたのだが、いい加減宝の持ち腐れになってしまうのでようやくインストール。クロモリフォークからの交換で重量は678g→485gに。軽量化としては200gも軽くならなかったな。

カーボンフォーク装着の効果はkoga-miyataのクロモリフォークをカーボンフォークに交換したときの時のそれと同じでした。いや、むしろ20インチの小さいフォークで同じ効果が出たのが意外だった。特定周波数の衝撃吸収が良くなったことはいつも走っているコースの荒れた路面でありありと感じられた。そりゃもう今までと劇的に違う。「えぇっ!?ここの路面こんなに滑らかだったっけ?」と言う感じ。

不思議と加速が良くなったように感じるのもkoga-miyataの時と同じ。そしてクロモリフォークからカーボンフォークに替えた際にもっとも如実に感じるあの「脚がなくなってきてもクランクを回し切れる」感覚もそのまま。やっぱり走りを求めたらカーボンフォークは外すことのできないアイテムなのだなと再認識した。

最大の関心事は実はブレーキ。手持ちのサイドプルブレーキはフレームなどとの干渉その他が解決できず全滅したため、仕方なく念のため買っておいたメーカー推奨のTEKTROのR725に。効かないという評判だったので果たしてどうかな?と思っていたが、絶対的な効きはVブレーキからはっきりダウンしているものの、ブレーキの効き方自体は自分のイメージからそれほどかけ離れていないのでまあよしだ。写真でもちらっと見えているがブレーキシューをBBBのトリプルコンパウンドに取り替えてある。これが良かったのか?
もちろん、使えるならDURA-ACEとかULTEGRAを使っていたであろう。やっぱり冷間鍛造で作られたブレーキはひと味違う。

で、予想を超えて違いが出たのがヘッドパーツ。パーツ交換後すぐの試走ではハンドリングが滑らかになりすぎてふらふらしてしまうくらいだったが、慣れると走行時の安定感が抜群に良くなり、直線もコーナーも明らかに走りやすくなった。じわっとハンドルに力を加える感じで微妙な走行ラインの変更をしたり、狙ったラインをトレースしたりするのが容易だ。
ヘッドチューブのフェースカットはTSUNAMIを買ったお店がやってくれていたので純粋にヘッドパーツの良し悪しだけでこの違いが出たことになる。今後は完成車やフレームに最初から付いている安物ヘッドパーツはソッコウで交換してから使うべきだわ。このハンドリングの気持ち良さはもう捨てることは出来ない。

Minits Lite、451タイヤ。ようやく20インチ451に最近の技術で作られた最近のタイヤが出てきたか、という印象。今まで使っていた20インチ451ナロータイヤの定番、IRCのロードライトEXは悪くはなかったが、やっぱりどこか「昔のタイヤ」という風情が漂っていた。

Minits LiteのコンパウンドはStradius Eliteなんかと同じでPanaracer最高峰のレーシングタイヤとまるで同じというわけではないが、コロコロ良く転がる感じとコーナーでの安心感はレーシングタイヤのそれを感じさせる。値段は少し張るようになったが、今後はこれがTSUNAMI前輪の定番になりそうだ。
ちなみにタイヤ幅はスペック表どおり本当に28mmあり、ロードライトEXが実測で24mm程度しかなかったのから比べるとかなり太い。ロードバイクの発想で行くとレーシングで28mmは太すぎという感じがするが、小径タイヤは空気圧が同じなら少し太めの方が安定感も出て転がり抵抗も低くなり好ましいかもしれない。メーカーもそれを知っての28mmなのか・・・。小径車やリカンベントには必ずしもロードバイクのメソッドが通用しない部分があるなと、最近は思い始めている。

ひとまずワタシのTSUNAMIはこれで予定していたアップデートを全て終えた(フェアリングは除く)。