その後・・・

以前このブログで紹介した品々のその後。
▼Powertap SL+
現在も順調に活躍中。パワーメーター自身は直接自転車の性能を上げるためのものではないが(その意味で言うと重量が増える分むしろ性能は下がる)、装着以降トレーニングコースでのタイムは縮んだ。理由としては

  • ロードバイクでは下ハン握って(クラウチングポジションで)走る時間が大幅に増えたため。上ハンポジションとの空力の差を数値で見せつけられると、正直上ハンポジションでスピードを出す気がなくなる。
  • TSUNAMIにおいては、加速と登坂でパワーを出し過ぎている事が判明したため。加速と登坂の出力を少し控えめにすることで長めの距離を走る場合での後半の速度の落ちを抑制できるようになった。

加速と登坂で頑張るのはエネルギーマネジメント的には正解(加速でモタモタするとどんどん時間が経って平均速度が下がり、下りは空気抵抗が増大するので登りで手を抜いた分を回収するのは困難であるため)*1なのだが、どうやら程度ってモンがあるようだ。パワーメーターがない時は加速と登坂でどんだけ無理をしているのか気が付かなかった。これまではパワーの出し過ぎで一気に脚の筋繊維を痛め、その後のパフォーマンスダウンを招いていた可能性がある。

▼カーボンケブラーシート
その後特に何の問題もなく使用中。こいつの良さは軽さもさることながらやっぱりその剛性感にあるなと。好みもあると思うが、ペダルを踏み込んだときにシートから感じるバネ感が私にはなんかイイ感じだ。GFRPシートは硬さはあったけれどもバネ感は乏しかった。リカンベントにおいてシートの剛性はフレーム剛性の一部を担っていると考えた方が良いのかも知れない。

RadicalDesignのシートバッグの取り付けは加工しやすい適当な材料でアダプターを作って取り付けていたが、柔らかい材料だったためバッグの安定感は今ひとつだった。しかし最近シートバッグ上部を紐で引き絞ることができると分かりさらに改良*2。シートバッグ上部を紐で引き絞れば安定感はぐっと増す。写真では更に手提げの部分をヘッドレストに引っかけている。

取り敢えず工夫すればシートバッグの取り付けは可能って事で、めでたしめでたし。もうGFRPシートには戻れなさそうだ・・・・。

*1:参考文献「ロードバイクの科学」ふじいのりあき著 スキージャーナル株式会社刊

*2:上部を紐で引き絞るアイディアは某氏の工夫を真似させて頂いた。氏に感謝