ポケットの中の自転車

ホイールのハブオーバーホールを行った。

リア2本とフロント1本で合計3本。走行距離はいずれも2,000km弱、初回のオーバーホールだ。
ベアリングと玉押し&玉受けの洗浄および潤滑はもちろん、フリーハブについても洗浄と潤滑を行って元に戻し、最後に玉当たり調整して完了。
ホイールなんてただ車体に取り付けただけでは自分のものになった気がしない。大体、

  1. ホイールバランス取り
  2. 振れ取り
  3. ハブオーバーホール

くらい終わったところでようやく少しは自分のものになったかと感じるところ。

自転車という乗り物は、その気になればそのほとんど全ての部位を自分でメンテナンスできる。
自分でメンテナンスした箇所が正常に動作するかどうかは全て自分の手の内にある。
メンテナンスの不備でメカトラブルを起こしてもそれは自分のせいだ。

自転車はその動力を含めて何もかもが自分持ちであり、最後に頼りになるのは自分の体力と経験と技術しかない。その代わり、その3つさえあれば一生付き合っていくことができる。
見方を変えればその程度のスケールの乗り物と言うことでもあるが、一個人のポケットに収めることのできる数少ない乗り物であることは間違いない。